6月11日 日曜 雨のち曇り  トロッコ道歩き(宮崎県日之影町)

宮崎県上鹿川は朝から雨、この日は鹿川五山の「竹の畑山」を山歩きガイド本の編集者を案内する予定でしたが、急きょ変更し、雨が上がった昼からトロッコ道(「鹿川森林鉄道」跡)を釣鐘谷橋から下鹿川の中川橋(下り)まで歩きました。
この「鹿川森林鉄道」は、半世紀位前に廃線となり軌条は取り外されています。この釣鐘谷橋から中川橋間の軌道跡には手が入れられてなく、途中にある沢に架かっていた鉄橋はほとんど朽ち崩壊して姿を消し、軌道跡には崖崩れ等で荒れていて、軌道跡を辿るにはロープを出して確保が必要な個所が随所にありました。歩行には4時間程度かかりましたが、崖の崩壊で軌道跡が途切れていて高巻したり岩登りを強いられたりで、意外と面白かったです。                                                                    尚、現在、八戸から中川橋までの約7kmは、「矢筈岳トロッコ道ウォーキングコース」として整備されています。

トロッコ道: 比叡山の綱の瀬川の対岸の通称トロッコ道は、旧高千穂営林署が鹿川森林鉄道として、昭和27年、八戸(日之影町)から鹿川(日之影町鹿川西の内、庵の裏の川の向こう側)まで17.9kmを敷設。当時は一時期トロ乗りさんと犬が牽引していたが、まもなくディーゼル機関車に切り替えられた。鉄道の上り(鹿川方面)は食料や生活必需品などを運搬し、下りは木材を満載して八戸に搬送していたが、昭和37年に廃線となった。

釣鐘谷橋の近くの綱の瀬川支流に架かっていた鉄橋跡IMG_1666

トンネル跡(軌道跡)IMG_1681

鉄橋が落ちていた個所でロープを伝い沢を渡る仲間IMG_1683

昭和27年の鹿川森林鉄道敷設開通記念(?)k_9