ミヤマキリシマと大崩の辻
5月下旬
九重、阿蘇、雲仙、霧島などなど
九州を代表する火山高山にミヤマキリシマの花が咲いた。
このミヤマキリシマを見るために九重大崩ノ辻に登ってみた。
この日は高曇り、ほぼ無風、気温は高めといったコンディション。
ミヤマキリシマはツツジの一種で5月下旬から6月中旬に九州の深山(ミヤマ)に咲き
紅紫色、朱紅色まれに白色の花を咲かせ、山全体がピンクに染まるようだ。
これは九州独特の景観で貴重な九州らしい景観と言っていいだろう。
残念なことに
九重では今年のミヤマキリシマはハズレ。
虫害で花が枯れたところが多かったとのこと。
しかし
虫のせいでミヤマキリシマが枯れることはないし、鳥にとっては貴重な餌かも知れない。
これも生態系の摂理の一つと考えたい。
それはさておき
ミヤマキリシマは雲仙では雲仙ツツジ(長崎県の県花)、霧島では霧島ツツジと言われているらしいのだが
同名別種もありきわめて紛らわしいということである。
ま、それでも
雲仙でも阿蘇でも霧島でもミヤマキリシマで通じそうである。
<つづく>

涌蓋山とミヤマキリシマ。筋湯側から登る。

涌蓋山とミヤマキリシマ。筋湯側から登る。

満開のミヤマキリシマ。所によっては虫害にあっていない。

満開のミヤマキリシマ。所によっては虫害にあっていない。

大崩ノ辻山頂。眺望もよく立派なピークだと思う。

大崩ノ辻山頂。眺望もよく立派なピークだと思う。

下山時草原の向こうに長者原と九重連山を望む。

下山時草原の向こうに長者原と九重連山を望む。

この記事を書いた人

福岡山の会 会員