カンアオイ(寒葵)の葉

山道を歩いていたら、カンアオイを見つけました。

「この紋所が目に入らぬか!!」

でおなじみの葵の御紋は、「葵紋」と言われ徳川家の使用紋として

水戸黄門というドラマで有名になりました。(ちょっと古かったですかね)

その原型がこの葵ということになります。(正確にいうと話が長くなりますが)

それはさておき

昔の人は、家紋を植物からデザインしています。その観察眼、デザイン力はやはり素晴らしい。

わたしたちのご先祖様は一木一草、その姿かたちを良く見、よく考えたのに違いない。

今では、残念なことに

トレイルランと称して山の中のイベントが増えていますが、

植物や生態系に気を留めず、真夜中も一心不乱に山道を走ったら

ひっそりと息づく植物や動物や昆虫類に気づくことは無いでしょう。

それでも

ちょっとした休憩の時に、けなげに咲く山野草にも気を付けて欲しいと思います。

そして

けなげな山野草から家紋を形にした、私たちのご先祖様の想像力を考えても良いのかもしれません。

日本人は山そして森と深く結ばれていました。

照葉樹林文化は今に続いています。

<つづく>

常緑の多年草で登山道沿いで見つけた。葉の表面の模様に観賞価値があると思うのだがいかがでしょうか?

常緑の多年草で登山道沿いで見つけた。葉の表面の模様に観賞価値があると思うのだがいかがでしょうか?

こちらは双子のカンアオイ、なんとなくかわいい。

こちらは双子のカンアオイ、なんとなくかわいい。

この記事を書いた人

福岡山の会 会員