マダニの活動が盛んな春から秋にかけては、マダニに刺されて感染症を発症する危険性が高まります。

登山するときは長袖長ズボンの着用、虫除けスプレーの使用などを心掛けましょう。

<厚生労働省> ダニ媒介感染症|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

<大阪健康安全基盤研究所> ダニに咬まれないように注意しましょう!|大阪健康安全基盤研究所 (iph.osaka.jp)

<大分合同新聞>
地域 2023年7月26日 (水)配信

 マダニにかまれて感染症を発症する患者が県内で増えている。今年に入って24日までに
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)8件、日本紅斑熱6件の届け出が県にあり、
それぞれ過去最多となった。
 マダニの活動が活発な時季が続いているため、県は「野山に入る場合は肌を露出しないよう
長袖長ズボンを着用してほしい」と呼びかけている。
 県によると、いずれの感染症もマダニが媒介する。発熱などを伴い、重症化すると死に至る
こともある。
 SFTSは2013年から統計を取り始めた。今年の患者数は、これまで最も多かった20年
と22年の7件を既に上回っている。1999年から調査を始めた日本紅斑熱も最多だった
21年と22年の4件を超えた。今年の患者は30~80代の男女。それぞれ農作業や草刈り
などをしていた際に刺されたとみられる。発症後、ほとんどの人が入院した。死亡の報告はない。
 月別で見ると、5月に計8件の届け出があった。6月と7月も計2件ずつ確認されている。
 国によると、全国的にマダニ媒介感染症が増えているという。県感染症対策課は「マダニ自体の
個体数が増えているのかは不明。裏庭やあぜ道にも生息しているので、虫除け剤を使うなど対策を
取ってほしい」と話した。