山道具デザイン考(4)エマージェンシーその2
エマージェンシーシートを購入した。一つは100均、一つはモンベルで購入した。
どちらも中国製で大きさも210㎝×130㎝で同じ。どちらも厚みは記載なし。体温低下を緩和、優れた保温性とあるが具体的な気温に関するスペックは無い。
金額はモンベルが¥900∔税、100均が¥100+税となっている。
写真を見比べるとわかるが大きさがずいぶんと違う。(おそらく耐久性も違うだろう)
商品名はモンベルがコンパクトマルチシート、100均がアルミ保温ブランケットである。どちらもエマージェンシー(非常事態用)シートと考えたい。
モンベルの商品は繰り返し使えてスタッフバッグがついている。100均は使い捨てではあるがジッパー袋がついている。
昨年この100均をビバーク訓練で試してみたのだが、破れやすいし音がするのが気になった。ビバーク用に持って行った傘をさすとまわりの気になる範囲が小さくなって少しはマシだった。
それでも眠れたのは長時間歩いて疲れた上に酒を飲んだからだろう。スタミナ切れですな。ハッハッハ
モンベルの商品についている写真のように全身くるまって座る。というのも男性は1枚では無理がある。2枚は欲しい。それにこの格好で身動きが取れなくなるのはとてもツライ。
ひょっとしたら2.1×1.3では子供と小柄な女性では可能かもしれない。
しかし、そもそも山に入ってこんな格好で過ごさないでいいようにしたいものである。あくまでもエマージェンシーである。
写真はイメージです。と書いてあるのでモンベル側もわかっているのだろう。
2009年7月、トムラウシ山の遭難で低体温症にならずに帰還した人の報告を読むとエマージェンシーシート(おそらくそうだと思う)をカッパの下にまいてピンチを脱出したとある。
エマージェンシーシートは行動中に保温を確かなものするためにカッパの下に着込むのが有効な利用方法の1つなのだろう。
そんなことを考えると、やはり常にツエルトは忘れないようにしたいものである。
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