山道具デザイン考(7)
なかなか福岡の緊急事態宣言が解除されず、もうちょっと解除には時間がかかりそうです。
前回に続いて登山用GPSアプリであるYAMAPについて書いてみましょう。
GPSアプリだから、記録を残すのが目的で、これをログを取るといいます。「ログ」(記録)は一定の人には通じます。
変わったと思うのは山行中に現在地がリアルタイムに分かって、それを記録し簡単なコメントをつけてYAMAPのサイトにアップすれば
それでおおよその登山記録は保存できるし、オープン(公開)にもなるのです。(公開したくなければしなくても良い)
もちろん、何を食べて山に登ったのか、どんな服を着ていたのかは詳しく記録しないとわかりません。
そんな記録は少数派です。
私の場合は
スピード感が大切と思っていたからサッサとアップして、リアルタイムの山の情報を告げるにも価値があるかな~~と思っています。
ところが
ザッとした活動記録には、「いいね」や「コメント」はあまりつかない。というよりほとんどつきません。
(フォローしていただいている方々からは義理いいねが届きますネ。ありがとうございます。)
ま
記録として取れとけばいいや~~、なんて思うとリアクションも少ないのです。
ところが
ていねいにコメントをつけ、写真にもキャプションをつけ、植物のきれいな写真なんかが豊富にある
活動日記には300も400「いいね」がついて、しかもコメントが20も30もついています。
やはり
人はその辺の努力というものを、ちゃんと見抜いておられるようです。
YAMAPの使い方は人それぞれ自由だし、活動日記の公開の様子も多様です。
100の頂に100の喜びあり。
という言葉があったけど、
そんな多様な山の活動日記から気づかされることもたくさんあって、SNSとしての機能も
ログを取る以上に興味関心が湧きます。
加えるならば
山岳会の名前で登山ログ、活動日記を公開している場合が散見されます。
コメントが付いたら会山行へのお誘いがあっていました。
それはさておき
情報の発信としてはこちらの方(YAMAP)が圧倒的に巨大なのだから、それはそれでイイのかもしれないと思います。
山岳会が作成するアナログな機関紙は、会員相互の連絡や発表には役に立つから、それはそれで重要なことだけど
情報の発信はデジタル化が加速度的に発展していく分野だから、これを活用することで情報発信できれば
それはそれでいいことだと思います。この辺の評価というのは素直に受け入れるべきでしょう。
ただ
山から下山したら、グーグルから「いかがでしたか?よかったらコメントを」なんてメールが届くのは
なんとなく違和感を覚えるのは私だけではないでしょう。
<つづく>