松本フィールドワーク その1
「松本は岳都である」
という言葉に魅了されていつか松本の街を歩きたいと思っていました。
北アルプス南部に入山するときは起点となる街。
信州南部の拠点都市となっている。
人口24万人、古くは国府がおかれ戦国時代には松本城と城下町が築かれた歴史の街であり
野麦街道や善光寺街道の起点となった交通の要衝でもある。
都市計画という仕事においても、この街が気になって仕方なかったのだが
今回山には登らず街中のフィールドワークを行ってみた。
フィールドワークは事前に情報を得たうえで計画を立てて歩く。
この辺は登山と一緒である。
歩いたのは松本城を中心とする城下町一帯でした。
戦災にあっていないので街中には古い建物が残り、町割りもそのままである。
戦災に合わなかったのは京都や萩、たしか鳥取と同じでかつての古い歴史を今に残す歴史都市といえるだろう。
そして街中にコンコンと湧き出す湧水がすばらしい。
おそらく四国の西条市と同じくらいの湧水地帯だと思った。
九州にも水郷があるがそれと劣らないぐらい水が湧き出していた。
今では使われないが以前は「商都」として栄え養蚕が盛んにおこなわれたということである。
養蚕は労働集約型の産業で今では行われていない。まぁ簡単に言うとすたれてしまった。
それでも豊かな水で作られるコーヒーや蕎麦はおいしかったし、あの草間彌生の美術館・松本市美術館にも行くことができた。
草間彌生がとても好きになった。ジョージア・オキーフも知った。
遠くに北アルプスを眺めながら歩くのは楽しかった。
有意義なフィールドワークでした。
<つづく>
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