6月26日から7月18日までカナダ・バンフ近郊の岩登りとバカブ―登攀に行って来ました。

23日間 大変面白かったです。
仲間4人でカナダへ行きました。初めてのカナダでした。
佐賀から羽田、成田へ移動しカナダのカルガリに飛び、そこでレンタカーを借りて3時間程度走り観光地のバンフへ。そこのキャンプ場でテントを張り16泊し、バカブ―の山小屋には5泊しました。
アルパインクライミング(バカブ―)が6日、マルチ6日、ショート5日、ハイキングが1日、休養(バカブ―準備等)が2日の計20日でした。

マルチの岩は、岩場の取付きまでが大変で、そこまでが1時間半~4時間程度かかり、それも急なザラ場の登りで、下りはもっと大変、アプローチの登り下りが核心かとも思われた程でした。
岩場のルートは、そんなに難しいルートは登らなかったのですが、取付きが分かり辛く、ルートもランニングが少なくルート読みでかなり苦労しました。しかし岩場は傾斜が強く高度感もあり終了点(山頂)からの展望も素晴らしかったです。
私は6月29日、ヤムナスカの「ウィンディスラブ」(マルチ)をセカンドで登っている途中で右肩に落石を受け肩甲骨に傷(帰国後での病院は骨折と診断)が入りました。
私は帰国後気が弛んだせいか、疲れがドッと出て、10日後くらいにやっと体調が戻りました。

今回のカナダ行きは、仲間の中に、カナダに15年ぐらい住んでいた者がおり、その仲間がレンタカーの手配や運転、岩場の案内・観光案内、スーパーでの買い物等々でとてもお世話になりました。
また仲間の1人は、腰が痛くなりそのままでは岩は登れないと7月5日急きょ帰国しました。残念でした。

バカブ―登攀
7月10日 仲間3人で「東北稜ルート」の取付きを確認に行き、仲間の2人は、続けてバカブ―・スノーパッチのコルへ偵察に行きました。結果コルからの下山は、ラッペルポイントが雪で埋もれ、かなり厳しいと分かりました。
バカブ―を登るのは「北東稜ルート」で、下山は南稜「ケインルート」からバカブ―・スノーパッチのコルへ行きクレセント氷河を下って来るものです。
今年は、このコル付近の雪が多く残っておりラッペルポイントが埋もれ、雪壁となっていました。ガイド本によるとバカブ―での事故の3分の2は、この部分で発生しているとのことです。
私は、岩の登攀はどうにか行けると思ったのですが、今年は雪の多いクレセント氷河の雪壁の下りについては、あまり自信が持てませんで、もし事故が遭った場合色んな方に迷惑がかかると、思って私のみ行くのを諦めました。

7月13日 仲間の2人は「東北稜ルート」からバカブ―を登るため午前4時15分ケインハットを出発。バカブ―の山頂からバカブ―・スノーパッチのコルへ行き、クレセント氷河を下って同日の午後11時頃ケインハットに帰って来ました。

バンフ・トンネル山キャンプ場(国設) ここに16泊しました。IMG_1749

6月28日 観光したモレーンレイク

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6月28日 マウントテンプル(2900m位)の途中までハイキングに行きました。IMG_1782

6月30日 マウントルイの「ケインルート」のリードする仲間IMG_1806

7月1日 観光・カナダ建国150年記念のバンフパレード
(見学したのちグラッシーレイクの下にあるショートの岩場に行きました)IMG_1826

カスケードマウンテン「マザーズデイバットレス」
(正面のカンテ付近のルート・ここを登りました)IMG_1841

7月3日 カスケードマウンテン「マザーズデイバットレス」(8ピッチ)をリードする仲間IMG_1849

7月3日 「マザーズデイバットレス」の終了点の山頂からの景観(正面はランドル山)IMG_1852-1

7月4日 ハーリンピークの「「ノースイーストフェイス」(15ピッチ)をリードする仲間IMG_1861

「ノースイーストフェイス」の終了点の山頂、この山は一般登山道もありました。IMG_1869

7月6日 トンネル山「グーズベリールート」をフォローで登る仲間IMG_1883

7月9日 バカブ―登攀のため駐車します。
ヤマアラシが車のホースなどを咬む恐れがあるため車の周りに網(チキンワイヤー)を張りました。IMG_1899

バカブ―の登攀基地・ケインハット(山小屋)~ここに5泊しました。IMG_1902

バカブ―

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タカカウの滝(カナダ最大級の落差254mを誇る滝・ホ―ヨー国立公園内)
7月16日この「タカカウの滝ルート」の途中まで登りました。この取付きまでも急なザラ場で苦労しました。
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